しごとの効率化と生産性の向上を図り、
社員1人ひとりのワーク&ライフ・シナジーを高め、
「健康で、夢を持ち、働くことがおもしろい
笑顔あふれる会社づくり」に取り組みます。
2019年4月1日 株式会社モリタ
「すべての人のオーラルヘルスケアと、
健康だからこそ美しく輝く笑顔を大切に守り続けたい」
それは、モリタスピリッツ。
当社は歯科に関わる企業として、
お口の健康を実現する活動を中心に健康経営に取り組み、
従業員の笑顔を守ります。
経済産業省と日本健康会議による健康経営優良法人(大規模部法人部門)に認定されました。2020年の初認定から5年連続の認定となります。
当社の「健康経営」の推進体制は、経営トップ直轄の部署である「働き方改革推進室」が担当しています。そこで決定された施策を実行するため、各現場には、「健康増進リーダー」を任命しています。
働き方改革推進室は、人事総務部や経営企画室と連携をとり、従業員の健康増進を図る施策を作成し、「健康増進リーダー」を通じ実行し、結果を回収しています。結果分析からさらに見直しを行い、PDCAサイクルを実現しています。
また、戦略経営のためのマネージメントシステム「スコアカード」に健康経営項目を設定し、PDCAサイクルを実現しています。
当社の目指す「健康で、夢を持ち、働くことがおもしろい笑顔あふれる会社づくり」について、口腔衛生、プレゼンティーイズム、アブセンティーイズムをKPIとした分析を行っています。※戦略的成果参照
歯科健診、健康診断、ストレスチェック等の結果から、
「7つの健康課題=MORITA 7WELL-BEING」を設定しました。
この7つの健康課題を中心に、従業員の更なる健康管理を行います。
健康課題 | 判定基準項目 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | NEW2023年度 | 2025年度目標 |
---|---|---|---|---|---|---|
口腔衛生 | 歯科健診受診率100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 100%達成継続 |
睡眠 禁煙 減酒 適正体重 運動習慣 |
健康診断受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | |
血圧(有所見者率) | 19% | 16% | 17% | 15% | 15%以下 | |
肝機能(有所見者率) | 22% | 16% | 20% | 21% | 15%以下 | |
脂質(有所見者率) | 42% | 41% | 39% | 32% | 33%以下 | |
尿検査(有所見者率) | 7% | 5% | 5% | 4% | 4%以下 | |
心(ストレス軽減) | ストレスチェック受検率 | 95% | 97% | 97% | 95% | |
高ストレス者率 | 10% | 12% | 13% | 14% | 14%以下 |
従業員の健康管理指標として、歯科健診受診率・血圧・肝機能・脂質・尿検査・高ストレス者率の6項目に2025年度目標を設定しています。2023年度は、6項目中5項目で目標達成しました。当社では健康施策を通し、これらの数値の更なる改善に取り組んでまいります。
歯科医療総合商社として、お口の健康は全身の健康と深いかかわりがあることを認識し、従業員の健康を維持向上させる施策のひとつとして、「歯科健診受診率100%」を掲げ、10年連続達成しています。
当初は、予防歯科への意識が現状ほど高くなく、年度末ぎりぎりに達成する状況でした。しかし、現在では、従業員に「歯科健診」はすっかり定着し、早期に100%受診を達成しています。 ※2024年度達成により、10年連続。
モリタグループはお口の健康を実現する活動を中心に、
様々な健康への取り組みを行っています
参加者 295名
チャレンジ離脱者 17名
達成率 69.2%
口腔衛生 | 歯科健診とメンテナンス費用の補助制度を設け、歯科健診受診率100%を継続して達成しています。また、本社内には歯科診療室を設置し、社員の口腔内状況を数値化・様々な分析も行っています。 |
---|---|
心(ストレス軽減) | 全拠点にてストレスチェックを実施し、社内外に相談窓口を設置しています。 |
睡眠、 禁煙、減酒 適正体重、運動習慣 | 禁煙補助制度を設け、禁煙外来の受診費用を補助しています。 「みんなの健康チャレンジ」と題した「運動」「食事」「飲酒」「喫煙」における個人の習慣を改善するイベントを実施しています。 また、肩こり、腰痛予防としてラジオ体操を朝と昼の1日2回実施しています。(自由参加) |
女性特有の疾患 | 産業医による講話の動画をアップし、従業員が自由に見ることができるようにしています。今年は489名の方が視聴しています。 |
---|---|
熱中症 | 従業員出入口に塩飴や塩分タブレットを置き、汗をかいた後に適度な塩分補給ができるようにしています。 |
花粉症 | 症状に合わせて、柔軟な働き方ができるよう在宅勤務を活用できるようにしています。対策スマホアプリの活用を推奨しています。 |
眼精疲労 | 眼精疲労を低減できるよう、社用携帯のブルーライトカット機能や、外部モニタなどのデバイスを活用できるようにしています。対策スマホアプリの活用を推奨しています。 |
当社では、「健康経営戦略マップ」より、口腔衛生、
アブセンティーイズム、プレゼンティーイズムについてKPI分析を行っています。
当社の歯科健診報告より分析サマリを公開します。
ブラッシング回数/1日 | |||||
(%) | 0回 | 1回 | 2回 | 3回 | 2回以上 |
モリタ社員全体 | 0 | 6.4 | 39.5 | 53.5 | 93.6 |
モリタ社員男性 | 0 | 8.5 | 53.7 | 37.8 | 91.4 |
モリタ社員女性 | 0 | 4.0 | 25.3 | 70.7 | 96.0 |
日本平均*1 | 0.5 | 18.2 | 50.8 | 28.4 | 79.2 |
ブラッシング時間 | ||||||||
1分 | 2分 | 3分 | 5分 | 10分 | 15分 | 20分以上 | 無回答 | |
全体 | 2 | 8 | 38 | 37 | 25 | 7 | 4 | 36 |
男性 | 1 | 5 | 18 | 17 | 17 | 4 | 3 | 16 |
女性 | 1 | 3 | 20 | 20 | 8 | 3 | 1 | 20 |
補助器具使用率 | ||||||||
モリタ社員 | 日本平均*1 | |||||||
年齢 | 男 | 女 | 男 | 女 | ||||
20 〜 24 | 50.0 | 0.0 | 17.2 | 47.1 | ||||
25 〜 29 | 60.0 | 60.0 | 58.8 | 42.9 | ||||
30 〜 34 | 80.0 | 83.3 | 31.9 | 47.9 | ||||
35 〜 39 | 80.0 | 100.0 | 40.8 | 64.6 | ||||
40 〜 44 | 66.7 | 80.0 | 44.8 | 62.5 | ||||
45 〜 49 | 80.0 | 94.4 | 51.9 | 68.0 | ||||
50 〜 54 | 52.9 | 80.0 | 49.4 | 69.8 | ||||
55 〜 59 | 71.4 | 66.7 | 48.4 | 76.8 | ||||
60 〜 64 | 50.0 | 100.0 | 41.5 | 74.5 | ||||
65 〜 69 | 100.0 | - | 45.0 | 66.4 |
かかりつけ歯科医院 | |||||||
虫歯菌 | 酸性度 | 緩衝能 | 白血球 | タンパク質 | アンモニア | ||
男性 | あり | 31.2 | 73.6 | 22.1 | 73.9 | 54.9 | 45.2 |
なし | 35.9 | 75.4 | 23.9 | 72.1 | 58.3 | 49.6 | |
女性 | あり | 29.1 | 78.4 | 15.4 | 61.3 | 46.7 | 42.0 |
なし | 31.8 | 87.2 | 11.3 | 68.6 | 49.7 | 32.8 |
現在歯数 | 処置歯数 | 最大ポケット | 4mm以上歯数 | BOP% | |
喫煙者 | 27.3 | 8.3 | 4.6 | 10.0 | 6.1 |
非喫煙者 | 27.8 | 9.5 | 4.1 | 6.0 | 3.7 |
虫歯菌 | 酸性度 | 緩衝能 | 白血球 | タンパク質 | アンモニア | |
喫煙者 | 32.4 | 80.8 | 18.0 | 69.4 | 49.7 | 47.2 |
非喫煙者 | 31.0 | 76.1 | 19.1 | 67.9 | 52.2 | 43.1 |
アブセンティーイズムは、「疾病休業開始後、有給休暇を除き、暦30日以上の疾病休業の者」の数を管理指標として測定しています。また、当社では、アブセンティーイズムの把握に、前述の「疾病休業者数・日数」による把握に加え、今年度から従業員へのアンケートによる把握を実施しています。経年比較が可能になれば、公開を予定します。
対象者数 全従業員
2023年度のアブセンティーイズムは、2021年度より、3年連続増加となりました。コロナ等の社会情勢の変化による影響があったと分析しています。従業員数の1%にあたる約10名以下を目標としています。
プレゼンティーイズムは、ストレスチェック57項目版を全社で実施し、プレゼンティーイズムに関連する回答において、各4点満点に対しその損失を求めています。満点時のパフォーマンスを100%とし、プレゼンティーイズムによる損失度を測定しています。また、当社では、プレゼンティーイズムの把握に、前述のストレスチェックの結果から求めるものに加え、今年度から東大1項目版アンケートを実施しています。経年比較が可能になれば、公開を予定します。
対象者数 1022名
回答者数 968名
回答率 94.7%
当社のプレゼンティーイズムは、24%前後で推移しています。2023年度は、25%という結果でした。これはプレゼンティーイズムによる損失が25%あることを意味しています。4択形式の回答から算出しているため、目標は、4分の1である25%以下としています。
ワーク・エンゲージメントは、外部コンサルによる「組織効果性サーベイ」により、測定しています。尺度(物指し)は1.00から7.00までの7点法。平均値が7.00に近いほど肯定的な認知を示し、1.00に近いほど否定的な認知を示します。※2年に1度の調査
対象者数 975名
回答者数 898名
回答率 92.1%
当社では、ワーク・エンゲージメントを2年に1度、計測しています。2023年度は計測年でした。当社のワーク・エンゲージメントは目標の5ポイント以上を達成し、非常に高い数値で推移しています。
お口の健康施策として「歯科健診100%達成」や「ブラッシングコーナー設置」を行っています。その成果として、う蝕のある従業員数は25%から10%へ、う蝕の総本数は67本から24本へと大きく減少しています。(大阪本社調べ)
従業員のう蝕のある人は、減少傾向にあります。全体で23.6%と日本平均31.6%(令和4年歯科疾患実態調査)より良い状況です。歯科健診受診率100%を10年連続達成している成果のひとつとして捉えています。
受動喫煙防止対策の成果として、喫煙率は2016年以降減少傾向にあります。
喫煙率は、計測以来、減少傾向が継続できています。2023年度は、21.9%の結果でした。今年は敷地内全面禁煙を実施していますので、この機会に禁煙に踏み切り、喫煙による健康被害が減少することを目指しています。
2021年度実績
平均勤続勤務年数 | 14.0年 |
---|---|
月平均所定外労働時間 | 22.5時間 |
平均有給休暇取得日数 | 8.6日 |
育児休業取得者数 | 女性9名(対象9名) |
男性1名(対象17名) |
2022年度実績
平均勤続勤務年数 | 14.1年 |
---|---|
月平均所定外労働時間 | 25.8時間 |
平均有給休暇取得日数 | 8.4日 |
育児休業取得者数 | 女性21名(対象21名) |
男性10名(対象23名) |
2023年度実績NEW
平均勤続勤務年数 | 15.9年 |
---|---|
月平均所定外労働時間 | 19時間 |
平均有給休暇取得日数 | 10.6日 |
育児休業取得者数 | 女性26名(対象26名) |
男性6名(対象19名) |
平均勤続勤務年数は、増加傾向です。月平均所定労働時間は前年より減少し、平均有給休暇取得日数は増加しています。女性の育児休業取得者数は100%です。男性の育児休業取得率は全国平均を上回っています。健康経営の成果が表れた結果になっています。
毎年実行している「自己申請書」から届く従業員の声を元に改善を行い
より良い企業づくりを進めています。
社屋の外にある喫煙所ですが、お昼休みに臭いがします。受動喫煙も気になります。
当社は敷地内全面禁煙を実施することで、受動喫煙ゼロを目指し、更なる社員の健康増進を促すことにします。歯科医療に携わる企業として、望まない受動喫煙防止に最大限努めます。
コロナが終了しても在宅勤務制度を継続してほしい。
在宅勤務規程を制定しました。
社用車の中がタバコ臭い。
エレベータに乗るとタバコ臭い時がある。
社用車を禁煙とし、業務時間内禁煙を実施しました。
歯科健診補助を健診・メンテナンスだけでなく治療にも使わせてほしい。
歯科健診補助の範囲を拡大し、治療にも適用可能としました。
有休がとりにくい。
ヘルスケア休暇・アニバーサリー休暇・バースディ休暇・リフレッシュ休暇等を制度化しました。
当社は従業員だけではなく、その家族、グループ会社、関連会社、取引先、地域のみなさまへも
定期的な歯科健診受診を推進し、健口(けんこう)を通じた幸福な社会の実現を目指しています。