モリタ「健康宣言」

しごとの効率化と生産性の向上を図り、
社員1人ひとりのワーク&ライフ・シナジーを高め、
「健康で、夢を持ち、働くことがおもしろい
笑顔あふれる会社づくり」に取り組みます。

2019年4月1日 株式会社モリタ

トップメッセージ

当社は「健康で笑顔あふれる心豊かな生活の創造」に貢献することを企業ミッションとしています。
このミッションは、製品・サービスの提供だけでなく、社員一人ひとりの健康にも深く関わっています。
社員が心身ともに健やかであることが、より良い製品・サービスを生み出し、社会全体の幸福につながる——これが当社の考える「健康経営」です。
社員の健康を企業価値向上と持続的成長の原動力と捉え、経営戦略の重要な柱として位置付けています。
育児や介護、治療といった個々の事情に配慮しながら、年齢や性別に関係なく、社員が安心して働ける職場環境づくりにも取り組んでいます。
社員の笑顔が社会の笑顔へと広がるよう、健康経営を力強く推進してまいります。

「健康経営」への基本方針

「すべての人のオーラルヘルスケアと、
健康だからこそ美しく輝く笑顔を大切に守り続けたい」
それは、モリタスピリッツ。
当社は歯科に関わる企業として、
お口の健康を実現する活動を中心に健康経営に取り組み、
従業員の笑顔を守ります。

健康経営優良法人2024 ホワイト500

経済産業省と日本健康会議による健康経営優良法人(大規模部法人部門)に認定されました。2020年の初認定から6年連続の認定。

「健康経営」の推進体制

当社の「健康経営」の推進体制は、経営トップ直轄の部署である「働き方改革推進室」が担当しています。そこで決定された施策を実行するため、各現場には、「健康増進リーダー」を任命しています。

働き方改革推進室は、人事総務部や経営企画室と連携をとり、従業員の健康増進を図る施策を作成し、「健康増進リーダー」を通じ実行し、結果を回収しています。結果分析からさらに見直しを行い、PDCAサイクルを実現しています。

また、戦略経営のためのマネージメントシステム「スコアカード」に健康経営項目を設定し、PDCAサイクルを実現しています。

PDCA

■健康経営推進体制図

■2020年度版「健康経営戦略マップ」

当社の目指す「健康で、夢を持ち、働くことがおもしろい笑顔あふれる会社づくり」について、口腔衛生、プレゼンティーイズム、アブセンティーイズムをKPIとした分析を行っています。※戦略的成果参照

■2025年度版「健康経営戦略マップ」公開NEW

当社は、健康を“経営の未来”と捉え、従業員のウェルビーイングを企業価値の源泉として位置づけています。
このたび、2020年度版に基づき積み重ねてきた取り組みを礎に、新たな段階へと進むための指針として、2025年度版「健康経営戦略マップ」を策定・公開します。

本マップでは、健康施策を単なる福利厚生ではなく、経営課題の解決と企業成長に直結する戦略として再定義。
心身の健康、働きがい、職場環境、社会的価値の創出までを一体的に捉え、次のステップへとつなげる構成となっています。

「健康経営」の
具体的な取り組み

7WELL-BEING

歯科健診、健康診断、ストレスチェック等の結果から、
7つの健康課題=MORITA 7WELL-BEING」を設定しました。
この7つの健康課題を中心に、従業員の更なる健康管理を行います。

数値目標

健康課題 判定基準項目 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 NEW2024年度 2025年度目標
口腔衛生 歯科健診受診率100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%達成継続
睡眠
禁煙
減酒
適正体重
運動習慣
健康診断受診率 100% 100% 100% 100% 100%
血圧(有所見者率) 19% 16% 17% 15% 8% 15%以下
肝機能(有所見者率) 22% 16% 20% 21% 19% 15%以下
脂質(有所見者率) 42% 41% 39% 32% 34% 33%以下
尿検査(有所見者率) 7% 5% 5% 4% 5% 4%以下
心(ストレス軽減) ストレスチェック受検率 95% 97% 97% 95% 96%
高ストレス者率 10% 12% 13% 14% 12% 14%以下

当社では、歯科健診受診率・血圧・肝機能・脂質・尿検査・高ストレス者率の6項目を 「Morita7well-being」の健康管理指標として設定し、2025 年度目標に向けた取り組みを進 めています。2024年度には、6項目中3項目で目標を達成しました。達成していない項目も目標に着実に近づいています。 私たちは、さらなる改善を目指し、科学的根拠に基づいた施策と、社員のウェルビーイングを支える環境づくりに全力で取り組んでまいります。

10年連続歯科検診受診率100%達成

歯科医療総合商社として、お口の健康は全身の健康と深いかかわりがあることを認識し、従業員の健康を維持向上させる施策のひとつとして、「歯科健診受診率100%」を掲げ、10年連続達成しています。
当初は、予防歯科への意識が現状ほど高くなく、年度末ぎりぎりに達成する状況でした。しかし、現在では、従業員に「歯科健診」はすっかり定着し、早期に100%受診を達成しています。 ※2024年度達成により、10年連続。

モリタグループはお口の健康を実現する活動を中心に、
様々な健康への取り組みを行っています

社内の健康活動
健康経営の推進:フレックス制度の拡充NEW
当社は、社員の健康と働きやすさを両立させる「健康経営」の一環として、フレックス制度の対象を全職種のフルタイム勤務者へと拡大しました。
また、制度の目的に育児・介護・治療などとの両立支援を加えることで、ライフイベントや健康課題に直面する社員も、安心して働き続けられる環境を整えています。
今後も、社員一人ひとりの多様な働き方を支援し、持続可能な企業成長を目指してまいります。
安全衛生活動NEW
当社は、安全衛生活動を、体系的かつ組織的に推進するため次のように体制を整備し、職場環境の改善と健康保持・増進を図っています。そして、定期的に安全衛生委員会を開催し、リスクアセスメントの実施、メンタルヘルス対策など、多角的な取り組みを展開しています。これらの活動は、社員の心身の健康を守るだけでなく、働きがいのある職場づくりや生産性向上にもつながると考えています。

資料

会社敷地内の全面禁煙を実施
「当社はこれまで、受動喫煙防止対策として分煙や社内喫煙所の撤去に加え、就業時間中の禁煙や社有車内の禁煙を定め、喫煙者へは「禁煙補助制度」を設け禁煙実現のサポートを行ってきました。このたび、受動喫煙ゼロを目指し、更なる従業員の健康増進を促すために、屋内外を問わず会社の敷地内の禁煙を実施しました。会社敷地内の喫煙スペースは来客用喫煙スペースを含めすべて撤去し、テナントに入居する事業所もテナント内の喫煙スペースを敷地内とみなして使用不可としました。

ニュースリリース全面禁煙のおしらせ

個人健康イベント「地球とみんなの健康チャレンジ2025」開催のお知らせNEW
例年、多くの従業員にご参加いただいているイベント「みんなの健康チャレンジ」ですが、2024年度は、特別編「地球とみんなの健康チェレンジ2024」として開催しました。2025年度は、昨年の好評を受け、「地球とみんなの健康チャレンジ2025」として開催しています。
「地球とみんなの健康チャレンジ2025」では、エコライフアプリ「SPOBY(スポビー)」の脱炭素ポイントランキングを活用し、結果を判定します。脱炭素による地球の健康、そして歩くなどの運動を通じた個人の健康、その両方を目指す取り組みです。
部門健康チャレンジNEW
昨年に続き今年度も「部門健康チャレンジ」を開催しています。各部門で健康目標を設定し達成に向けチャレンジするイベントで、原則全部門で実施しています。
2021年度は、全36部門中、目標達成が17部門、未達成が19部門という結果でした。
2022年度は、全36部門中、目標達成が27部門、未達成が9部門という結果でした。
2023年度は、全36部門中、目標達成が32部門、未達成が4部門という結果でした。
2024年度は、全36部門中、目標達成が23部門、未達成が13部門という結果でした。
「健康経営」に関するe-learning実施
全従業員向けに、e-learning「健康経営」を実施し、
「健康経営とは何か?」「ホワイト500の意義は?」「当社はなぜホワイト500の認定を受けられたのか?」を、学習しました。
「健康目標」の設定
全社的な視点に立ち、前述のとおり、口腔健診、健康診断、ストレスチェック等の結果から、モリタ健康目標「MORITA 7WELL-BEING」を設定しました。この7つの健康目標を中心に従業員の更なる健康管理を行います。
支店・営業所における健康目標の設定と
健康経営会議の開催
各部署の視点に立ち、前年に続き今年も、現場主体の健康経営活動の一環として、部内健康目標を設定しました。各部署の健康活動の進捗を管理し、目標達成を管理します。
ブラッシングコーナー設置
大阪本社に、「ブラッシングコーナー」を設置し、昼食後等のブラッシングを推奨しています。
従業員のための健康活動
次世代支援・女性活躍推進に関する行動計画NEW
当社は、社員が年齢・性別にかかわらず、また育児・介護・通院など多様なライフステージや状況においても、安心して職業生活を継続できる職場環境の整備を目的として、2025年度からの2年間を対象とした新たな行動計画を策定いたしました。
この計画は、働きやすさと働きがいの両立を図るとともに、持続可能な社会の実現に貢献することを目的としています。

次世代支援行動計画

女性活躍推進行動計画

男性育児休業取得率促進e-learningの実施
男性育児休業取得促進は男性のみに限定した施策ではなく、その効果として⼥性に偏る育児負担を和らげ、夫婦が子供を持つ意欲を高めるという「性別による固定的な役割分担の変革」「少子化対策」に直結する施策です。当社ではこれを今年度の働き方改革目標として定めe-learningを実施し、社内の定着を促進しています。
熱中症対策
昨年、社員に好評をいただいた熱中症対策ですが、今年も大阪本社の従業員出入口に塩飴や塩分タブレットを置き、汗をかいた後に適度な塩分補給ができるようにしています。
日本中で猛暑日が続く夏、塩分補給は欠かせません。
社外相談窓口の設置
従業員とその家族の心身の健康増進を企図して、
社外相談窓口
・「こころの健康サポート」
・「からだの健康サポート24時間・365日受付」
を設けています。
「全社一斉木曜早帰りメール」
アワードの実施
当社では、毎週木曜日をノー残業日としています。毎週、木曜日の朝には、社員からの「早帰りメール」が配信されます。この早帰りメールを読み、楽しんだり、笑ったり。そして、「今日は早帰り日だ!いつもより早く帰ろう!」という気持ちになっていただければ、と思っています。年度末には、早帰りメールの中から4つを入賞として選ぶアワードを実施しています。
ストレスチェックの実施
今年度も、「労働安全衛生法」に則った、全事業所対象のストレスチェックを実施しました。
従業員のストレスの程度を把握し、自身のストレスへの気付きを促すとともに、職場改善につなげ、働きやすい職場づくりを進めることを目的としています。
高齢者へのケア
当社は、55歳の従業員と59歳の従業員を対象に、それぞれライフキャリアデザインセミナーを実施しています。また、キャリア形成相談窓口を設けています。
健康経営に関連する諸制度の充実
健康経営に関連する諸制度を制定しています。
・ヘルスケア休暇/アニバーサリー休暇/バースディ休暇/リフレッシュ休暇等を制度化し、有休を取得し易くしました。
・時間単位有休を制度化し、通院等の利便を図っています。
・時短勤務制度や産休・育休制度により、出産・子育てと仕事の両立を支援しています。
社外の健康活動
「スポーツエールカンパニー2025」に認定されました!NEW
当社は、スポーツ庁より「スポーツエールカンパニー2025」の認定を受けました。
「スポーツエールカンパニー」は、従業員の健康増進を目的として、スポーツ活動の支援や促進に積極的に取り組む企業を認定する制度です。
この認定は、スポーツ庁が推進する「Sport in Life」プロジェクトの一環として実施されており、「生活の中にスポーツを」を理念に、国民のスポーツ実施率向上を目指す取り組みです。当社もこの理念に賛同し、これまではスポーツ庁「FUN+WALK PROJECT」に、昨年より「Sport in Lifeコンソーシアム」に加盟しています。
当社では、社員の健康を経営の重要課題と位置づけ、下記の「MORITA‘s FUN+WALK!」を発表しています。
「MORITA‘s FUN+WALK!」
8000歩以上を週1・2回歩くことで、10年後に心筋梗塞や脳梗塞などで死亡するリスクが約15%低下し、逆に6000歩超える日が1度もない人は、死亡率が大きく上昇する。という健康データ分析結果があります。当社では、生活の中に「WALK」を取り入れて、楽しく健康になる活動、それが当社の「MORITA‘s FUN+WALK!」です。
通勤でFUN+WALK!
一駅前で降りてWALK!バスに乗らずWALK!帰りは寄り道をしてWALK!当社のドレスコードに沿った靴は会社に置き、通勤時は、スニーカーでWALK!
お昼休みにFUN+WALK!
食後のWALKはメリットばかり!消化を助け、血糖値の急上昇を抑え、脳の働きをよくしてくれます
一人で風景を楽しみながらのWALKもよし!会社の仲間とおしゃべりしながらのWALKもよし!
階段を使いFUN+WALK!
会社や駅など、エスカレーターやエレベーターに頼らず、階段をつかいWALK!
階段の上り下りを毎日3〜5階分行うだけで、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが20%以上減少するという研究が発表されています!
厚生労働省「SAFEコンソーシアム」に加盟
厚生労働省「SAFEコンソーシアム」とは、安心安全な職場づくりをする企業、団体でコンソーシアムを構成し労働安全衛生に取り組む活動です。
当社は、厚生労働省「SAFEコンソーシアム」に加盟申請し承認を受けました。
当社は「SAFEコンソーシアム」の加盟企業として、更に健康経営を推進し、従業員のケガや病気を会社ごととして捉え、安心安全な職場づくりに取り組んでいきます。
活動方針
労働安全衛生活動
◆当社は、毎月、定期的に労働安全衛生委員会を開催し(年12回)、労働安全衛生の維持につとめています。
健康課題と対策例
◆「7つの健康課題=MORITA 7WELL-BEING」を設定し、この7つの健康課題を中心に従業員の健康管理を行っています。全拠点に健康増進リーダーを配置し、各現場の状況把握、健康施策の実行を推進しています。
口腔衛生歯科健診とメンテナンス費用の補助制度を設け、歯科健診受診率100%を継続して達成しています。また、本社内には歯科診療室を設置し、社員の口腔内状況を数値化・様々な分析も行っています。
心(ストレス軽減)全拠点にてストレスチェックを実施し、社内外に相談窓口を設置しています。
睡眠、
禁煙、減酒
適正体重、運動習慣
禁煙補助制度を設け、禁煙外来の受診費用を補助しています。
「みんなの健康チャレンジ」と題した「運動」「食事」「飲酒」「喫煙」における個人の習慣を改善するイベントを実施しています。
また、肩こり、腰痛予防としてラジオ体操を朝と昼の1日2回実施しています。(自由参加)
◆従業員の体調不良による生産性低下の防止を意識した取り組みも行っています。
女性特有の疾患産業医による講話の動画をアップし、従業員が自由に見ることができるようにしています。今年は489名の方が視聴しています。
熱中症従業員出入口に塩飴や塩分タブレットを置き、汗をかいた後に適度な塩分補給ができるようにしています。
花粉症症状に合わせて、柔軟な働き方ができるよう在宅勤務を活用できるようにしています。対策スマホアプリの活用を推奨しています。
眼精疲労眼精疲労を低減できるよう、社用携帯のブルーライトカット機能や、外部モニタなどのデバイスを活用できるようにしています。対策スマホアプリの活用を推奨しています。
海外グループ会社「サイアムデント社」と
定期的に健康会議開催NEW
当社は、健康経営の国際展開として、タイ「サイアムデント社」と健康会議を定期的に開催し、海外駐在員や、現地法人で雇用されている社員の健康増進や健康課題への対応等、また、日本や当社の健康経営の推進方法や施策のポイントについて、情報交換を行っています。
ユーザー会にて「健康経営」の説明
SFD総会の中で、健康経営について、当社の取り組みとその重要性を紹介しました。
大阪薬業健康組合様の
健康セミナーに協力
大阪薬業健康組合様からの依頼を受け、大阪薬業健康組合様主催の健康セミナーの中で、当社の健康経営の取り組みを紹介しました。
「健康経営」社外向け広報
「健康経営」について、社外に向け、広報活動を行いました。
・新聞朝刊「健康経営関連特集」記事に広告掲載
・保険会社広報誌に当社健康経営への取り組みを掲載
・薬業健康組合機関紙にて当社ホワイト500認定を紹介
グループ子会社・仕入先関連会社と「健康会議」開催NEW
当社では、グループ子会社や当社とサプライチェーン関係にある仕入先関連会社と定期的に「健康会議」を開催し、健康経営に関する最新の情報共有や、実効性の高い施策のノウハウを積極的に伝えています。これにより、グループ全体および取引先企業と連携しながら、従業員の健康増進と働きやすい職場環境の実現に向けた取り組みを推進しています。
江坂公園クリーンデー参加
当社本社の近隣に位置する江坂公園の清掃を行う「江坂公園クリーンデー」に参加しました。
[参加の狙い]
・地域他社と活動を通じて健康経営の情報交換の場として
・通勤路であり地域住民の憩いの場である江坂公園の清掃を通じて地域コミュニティと連携を持つ
・早朝の軽運動への取り組み

「健康経営」の成果

戦略的評価

当社では、「健康経営戦略マップ」より、口腔衛生、
アブセンティーイズム、プレゼンティーイズムについてKPI分析を行っています。

口腔衛生

当社の歯科健診報告より分析サマリを公開します。

株式会社モリタ2024年度歯科健診結果報告抜粋NEW
■ 1日のブラッシング回数
ブラッシング回数/1日
(%)0回1回2回3回2回以上
モリタ社員全体05.342.052.794.7
モリタ社員男性08.353.638.191.7
モリタ社員女性01.527.371.298.5
日本平均*10.518.250.828.479.2
モリタ社員は男性、女性ともに2回以上ブラッシングをしている者の割合は日本平均よりも高い。また女性社員は3回ブラッシングをしている者の割合が非常に高い。
※みなさんは1日何回ブラッシングをしていますか? ■ モリタ社員のブラッシング時間
ブラッシング時間
1分2分3分5分10分15分20分以上無回答
183252226326
モリタ社員は男性、女性ともに2回以上ブラッシングをしている者の割合が日本平均を上回った。特に女性社員は3回以上ブラッシングをしている者の割合が98.5%であった。モリタ社員の大部分がブラッシング時間を3分以上とっていた。
※みなさんは1日何回、何分間、ブラッシングをしていますか? ■ 清掃補助具使用率
補助器具使用率
モリタ社員日本平均*1
年齢
20 〜 240.0-17.247.1
25 〜 2983.310058.842.9
30 〜 3475.010031.947.9
35 〜 3977.810040.864.6
40 〜 4488.987.544.862.5
45 〜 4972.794.751.968.0
50 〜 5486.780.049.469.8
55 〜 5983.381.848.476.8
60 〜 6477.8-41.574.5
65 〜 6975.0-45.066.4
清掃補助器具(デンタルフロスまたは歯間ブラシ)の使用率は、男女ともどの年代においても日本平均を大きく上回っていた。
※みなさんは歯科清掃補助器具(デンタルフロスまたは歯間ブラシ)を使っていますか? ■ かかりつけ歯科医院を持つものとそうでないものの解析 未処置のう蝕の数がかかりつけ歯科医院を持たない者の方が高い数を示した。
ポケット
かかりつけ歯科医院現在歯数欠損歯数処置歯数未処置のう蝕~3mm4~6mm6mm~4mm以上の歯数出血
あり27.90.68.90.633.9%57.1%8.9%5.914.3%
なし27.41.19.40.210.5%71.1%18.4%9.231.6%
唾液検査にて解析
かかりつけ歯科医院虫歯菌酸性度緩衝能白血球タンパク質アンモニア
あり33.358.723.264.154.337.6
なし38.858.227.175.564.339.9
現在歯数、欠損歯数、処置歯数、未処置のう蝕の数はいずれも、かかりつけ歯科医院のある者の方が良好な数値であった。また、歯周ポケットの深さ、深いポケットの歯数、歯茎からの出血も、かかりつけ歯科医院のある者の方が優れた数値であった。唾液検査では、かかりつけ歯科医院のある方が歯肉の炎症の数値を示す白血球とタンパク質の数値が低い値を示した。
※みなさんはかかりつけ歯科医院を持っていますか? ■ 喫煙者と非喫煙者間の解析
ポケット
喫煙現在歯数欠損歯数処置歯数未処置のう蝕~3mm4~6mm6mm~4mm以上の歯数出血
あり27128.30.414.3%64.1321.4%12.432.1%
なし27.90.69.20.330.0%61.7%8.6%5.719.5%
喫煙虫歯菌酸性度緩衝能白血球タンパク質アンモニア
あり44.157.327.168.752.436.0
なし33.058.823.766.757.638.5
喫煙者では欠損歯数が多く、また歯周ポケットの深さ、4mm以上のポケットの歯数、歯茎からの出血のいずれも数値が非喫煙者よりも悪化していた。唾液検査では喫煙者で虫歯菌の数値が悪い数値を示した。
※喫煙習慣のあるみなさん、口腔衛生は大丈夫ですか? *1 令和4年歯科疾患実態調査

アブセンティーイズム

アブセンティーイズムは、「疾病休業開始後、有給休暇を除き、暦30日以上の疾病休業の者」の数を管理指標として測定しています。また、当社では、アブセンティーイズムの把握に、前述の「疾病休業者数・日数」による把握に加え、2024年度から従業員へのアンケートによる把握を実施しています。経年比較が可能になれば、公開を予定します。

対象者数 全従業員

当社では、社員の健康を経営資源と捉え、健康経営の推進に取り組んでまいりました。
結果としてアブゼンティーズム(疾病等による欠勤・休業)削減の目標を達成しました。
今後も社員の健康保持・増進に向けた取り組みを継続的に実施していきます。

プレゼンティーイズム

プレゼンティーイズムは、ストレスチェック57項目版を全社で実施し、プレゼンティーイズムに関連する回答において、各4点満点に対しその損失を求めています。満点時のパフォーマンスを100%とし、プレゼンティーイズムによる損失度を測定しています。また、当社では、プレゼンティーイズムの把握に、前述のストレスチェックの結果から求めるものに加え、2024年度から東大1項目版アンケートを実施しています。経年比較が可能になれば、公開を予定します。

対象者数 1022名
回答者数 968名
回答率 94.7%

当社のプレゼンティーズムは、4択形式の回答から算出しているため、目標を、4分の1である25%以下としています。
これはプレゼンティーズムによる損失が25%以下にすることを意味しています。
2024年度は、24.6%という結果で、昨年度より僅かですが好転できました。
今後も継続して目標達成するように、健康経営に取り組みます。

ワーク・エンゲージメント

ワーク・エンゲージメントは、外部コンサルによる「組織効果性サーベイ」により、測定しています。尺度(物指し)は1.00から7.00までの7点法。平均値が7.00に近いほど肯定的な認知を示し、1.00に近いほど否定的な認知を示します。※2年に1度の調査

対象者数 975名
回答者数 898名
回答率 92.1%

当社では、ワーク・エンゲージメントを2年に1度、計測しています。
2024年度は計測年にあたっていないた、経過観察中です。
これまで、当社のワーク・エンゲージメントは目標の5ポイント以上を達成し、非常に高い数値で推移しています。

個別施策の評価

お口の健康施策として「歯科健診100%達成」や「ブラッシングコーナー設置」を行っています。その成果として、う蝕のある従業員数は25%から10%へ、う蝕の総本数は67本から24本へと大きく減少しています。(大阪本社調べ)

従業員のう蝕のある人は、減少傾向にあります。全体で21.3%と日本平均31.6%(令和4年歯科疾患実態調査)より良い状況です。
歯科健診受診率100%を10年連続達成している成果のひとつとして捉えています。

受動喫煙防止対策の成果

受動喫煙防止対策の成果として、喫煙率は2016年以降減少傾向にあります。

喫煙率は、計測以来、初めて減少傾向が止まり、微増になりました。
2024年度から実施している敷地内全面禁煙の効果として、喫煙による健康被害が減少することを目指しています。

会計検証

「健康経営戦略マップ」を元に「会計ガイドライン」に従い、健康経営戦略の支出部分をまとめました。

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働き方データ

2021年度実績

平均勤続勤務年数 14.0年
月平均所定外労働時間 22.5時間
平均有給休暇取得日数 8.6日
育児休業取得者数 女性9名(対象9名)
男性1名(対象17名)

2022年度実績

平均勤続勤務年数 14.1年
月平均所定外労働時間 25.8時間
平均有給休暇取得日数 8.4日
育児休業取得者数 女性21名(対象21名)
男性10名(対象23名)

2023年度実績

平均勤続勤務年数 15.9年
月平均所定外労働時間 19時間
平均有給休暇取得日数 10.6日
育児休業取得者数 女性26名(対象26名)
男性6名(対象19名)

2024年度実績NEW

平均勤続勤務年数 15.7年
月平均所定外労働時間 17.4時間
平均有給休暇取得日数 10.8日
育児休業取得者数 女性26名(対象26名)
男性17名(対象19名)

平均勤続勤務年数は、前年と同水準で推移しました。月平均所定労働時間は前年より減少し、平均有給休暇取得日数は増加しています。女性の育児休業取得者数は2023年度に続き100%です。男性の育児休業取得率は全国平均を大きく上回っています。健康経営の成果が表れた結果になっています。

「健康経営」による改善事例

従業員に寄り添う企業へ

毎年実行している「自己申請書」から届く従業員の声を元に改善を行い
より良い企業づくりを進めています。

事例 1NEW

従業員の声

現在、介護を行っているため、勤務時間に柔軟性があると非常に助かります。営業部門のようにフレックス制度が適用されれば、より働きやすくなると感じています。介護や子育てなど、時間に制約のある社員にも、ぜひフレックス制度の利用を認めていただきたいです。

改善策

これまで営業部門に限定して適用していたフレックス制度について、今後は全社員が選択可能な制度として拡大いたします。介護や子育てなど、ライフスタイルに応じた柔軟な働き方を支援することで、誰もが安心して働ける職場環境の実現を目指します。

事例 2

従業員の声

社屋の外にある喫煙所ですが、お昼休みに臭いがします。受動喫煙も気になります。

改善策

当社は敷地内全面禁煙を実施することで、受動喫煙ゼロを目指し、更なる社員の健康増進を促すことにします。歯科医療に携わる企業として、望まない受動喫煙防止に最大限努めます。

事例 3

従業員の声

コロナが終了しても在宅勤務制度を継続してほしい。

改善策

在宅勤務規程を制定しました。

事例 4

従業員の声

社用車の中がタバコ臭い。
エレベータに乗るとタバコ臭い時がある。

改善策

社用車を禁煙とし、業務時間内禁煙を実施しました。

事例 5

従業員の声

歯科健診補助を健診・メンテナンスだけでなく治療にも使わせてほしい。

改善策

歯科健診補助の範囲を拡大し、治療にも適用可能としました。

事例 6

従業員の声

有休がとりにくい。

改善策

ヘルスケア休暇・アニバーサリー休暇・バースディ休暇・リフレッシュ休暇等を制度化しました。

当社は従業員だけではなく、その家族、グループ会社、関連会社、取引先、地域のみなさまへも
定期的な歯科健診受診を推進し、健口(けんこう)を通じた幸福な社会の実現を目指しています。